コロナ感染子供の後遺症3.9%という題目で述べていこうと思います。
子供のコロナ感染・子供の後遺症3.9％
国内で新型コロナウィルスに感染した子供のうち、発症から1ヶ月以上経っても続く後遺症がある割合は3.9%だったとの調査結果を日本小児科学会の研究チームがまとめました。症状は発熱や咳、嗅覚障害、倦怠感などが目立ち、入院したり、学校や保育園などを休んだりしたケースもありました。
子どもの後遺症に関して国内でまとまった数のデータが判明するのは初めてです。大人に比べると少ないわけなんですが、子どもも、一定の割合で後遺症で悩んでいる実態が判明致しました。コロナの法的な取り扱いが5月8日に5類に引き下げられたわけなんですけれども、後遺症の治療相談体制の整備は今後も課題となってくると思います。研究チームによりますと、半年後までに良くなることが多いのですが、気になる症状があれば、気軽にかかりつけ医に相談してほしいと呼び掛けています。
令和2年2月から5年の4月11までに学会のデータベースに小児科医から寄せられた0歳から15歳を中心とした20歳未満の感染者4606人の情報を分析致しました。症状が明らかにほかの病気の影響と考えられるケースを除外したわけなんです。1ヶ月後、症状が残っていたのは181人で、30%に発熱や咳、18%に嗅覚障害、そして17%に倦怠感。15%に味覚障害がありました。嗅覚や味覚の障害はオミクロン株が広がった4年以降は発症する割合が減ったわけです。他に腹痛や頭痛、下痢、嘔吐などが報告されています。数は少ないんですけれども、筋肉痛や意識障害や胸の痛み、うつ状態の症例もあったそうです。大人ではオミクロン株の流行前の感染者の3人から4人に1人に半年後、症状が出たとの報告があります。子どもの後遺症に関するデータが国内で少しずつ出てきたのですが、成人と比較して発症の頻度は低いとみられます。対症療法で良くなるそうなんですけれども、ただ疲労感や息苦しさが続いて、日常生活に支障をきたしていたり、万が一「死にたい」と本人が訴えたりするなど、様子がおかしい事があれば、すぐに専門医やかかりつけ医に相談してほしいとのことです。
後遺症と考えられているものの中には、新型コロナウイルス禍での心理的あるいは社会的ストレスが原因である例も混在している可能性がありまして、注意が必要と言われています。子供が新型コロナウイルスに感染しても、症状は比較的軽いことが多いと言われていますが、後遺症に苦しんでいる人が少なからずいることが、日本小児科学会の調査で明らかになりました。幼い子供は症状をうまく伝えられていない可能性があるわけなんですよね？家族や教育関係者が問題が起きていないか注意深く見守ってあげることが大切だと専門家は訴えております。
小学4年生の男児の話なんですけれども、検査で陽性が確認されてからおよそ1ヶ月のちに記憶障害が気になり、かかりつけ医や専門病院を受診したわけです。数ヶ月で症状が良くなったわけなんですけれども、心に傷は残ったそうです。前にできていたことができなくて、忘れ物が多くて困ったと当時のことを振り返っています。昨年4月に発熱や喉の症状が出て、かかりつけ医に連絡。抗原検査で陽性となり、コロナと診断されました。軽症でしばらく自宅で療養していたわけなんですが、登校を再開するとランドセルを置いて手を洗うといった毎日のルーティーンを上手くこなせない状態となってきました。頭痛も頻発し、同じことを何度も話してしまう。苦労して完成した割り算の宿題を「やってないんだった」と再び探すこともあったそうです。母親は大人の感染者で話題になった記憶力が低下するブレインフォグ(脳の霧)を疑い始めて、かかりつけ医に相談致しました。紹介された専門病院では、脳の画像診断で異常は見られなかったものの、コロナの影響の可能性を指摘されたわけです。現在は症状がほとんど気にならなくなったわけなんですけれども、当初周囲に気づいてもらえなかったうえに、受診後も学校などで忘れやすいことへの理解がなかなか得られず、男児は症状が軽快するまでは長い時間に感じたと話しています。
新型コロナウイルス感染症の後遺症の定義
この新型コロナウイルス感染症の後遺症なんですけれども、定義みたいなものがあるので、ちょっと整理してみたいなとは思います。感染して時間が経っても長く続く症状を訴える人がおり、後遺症として知られるようになったと言うことなんです。感染当初から症状が持続していたり、しばらくしてから、新たに出現したりするケースがあります。まあ、感染との因果関係を証明するのは難しいわけなんですが、原因としては臓器のダメージ、体内に長く残るウイルスの影響、そして血栓や免疫反応の異常などが指摘されています。国立国際医療研究センターの大人を対象とした研究では、感染半年後に32.3%。1年後に30.5%。そして1年半後に25.8%が症状を訴えた。 対応を強化する為、厚生労働省は5月8日から患者を診た 医療機関への診療報酬を加算するとしました。
子供の主な症状と割合
子供の新型コロナの後遺症の主な症状で圧倒的に多いのが、発熱と咳です。これは両方とも30%ぐらいです。そして嗅覚障害が続いて18％、倦怠感が17％、そして味覚障害が15％となります。さらに続いて腹痛が9%、頭痛が8%、そして下痢が8％、吐き気や嘔吐が6％続いています。。この後遺症の主な症状の割合を見ていただいても、そんなに違和感のあるような症状ではないんですが、やはりそれがコロナが原因でなった後遺症なのか、また別のルートなのか、この辺の判断は非常に専門医の先生でもしんどいと言うところもあります。ただ数字自体のデータベースとして上がってきているので、間違いないんですけども、もっと違う形の数字というのが、おそらく今後出てくるのではないのかなと考えています。
子供の後遺症に関して国内でまとまった数のデータが判明したのは稀で、初めてと言われています。さまざまなデータをチェックして、そしてできるだけ真実に近い指数やデータになった時にまた上げていこうと思っております。
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